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海外拠点設置までの20のステップ

日本の企業がフィリピンに海外進出し、自社の拠点を設置するには、概ね下記のようなステップを経る必要があります。
またそれぞれの難易度・重要度を★で表しました。
見て分かるとおり、全てのステップを間違いなく実施するのは、フィリピンに関するノウハウの無い日本企業にとっては、大変な負担であるといえます。

 ステップ難易度
1立上げ担当者の滞在先の確保 
2オフィス物件探し★★★★
3内装工事★★★
4秘書探し★★★★
5会社設立
6社員の募集・面接★★
7社員との契約 
8就労規定の作成★★★★
9IT機器・家具の選定と購入 
10ITインフラの整備★★★★
11税金・SSS等の公的機関の対応★★
12給与の計算・支払い、休暇管理 
13実務トレーニング 
14日本人のビザ・就労許可の取得 
15組織作り★★★★★★
16社員の解雇★★★★
17車の購入と運転手の雇用 
18運転免許の取得 
19病気や怪我などの緊急時の対処 
20日本人の身の安全の確保 

1.滞在先の確保(ホテルもしくはコンドミ)

立上げ業務を行う日本人担当者の滞在先を確保する必要があります。コンドミを契約する場合は、契約書の締結、家賃支払いなどが必要です。

ここが難しい

  • 安くて安全なホテルがどこか分からない。
  • コンドミを契約する場合の、なれない英文での契約書の締結
  • 現地に銀行口座がない状態で家賃支払いを行わなくてはならない。
  • 家賃が1年払いの場合、おのずと大金となるが、そのお金をどうやって送金していいかわからない。
  • 自宅へのインターネットの開設は本人証明書類がないため、自分の名前では手続きができない。

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2.オフィス物件探し

不動産屋に仲介を依頼すれば、多くの物件を見ることができます。

ここが難しい

  • 不動産屋は、借主側というよりは貸主側の代理人であるため、あまり粘り強い交渉は行ってくれない。
  • オフィスを借りる際の、チェックポイントがわからない。

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3.秘書探し

オフィス探しと並行して行わなければならないのが、秘書の確保です。フィリピンで業務を行うには、きちんとした秘書の雇用は不可欠で、その後のビジネスの成り行きを大きく左右します。

ここが難しい

  • 秘書をどうやって探してよいかわからない
  • 会社が未設立でかつ、オフィスもない状態なので、秘書を雇用するといっても非常に不安定な状態での雇用となる。
  • 銀行口座がないため、給与は現金渡しとなる。

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4.会社設立・法人の銀行口座開設

オフィスの契約と秘書の雇用が終われば、会社を設立できます。会社設立自体はそれほど難しくはありません。

ここが難しい

  • 会社設立手続きの方法がわからない。
  • 少なくとも3名のフィリピン在住者を設立発起人として定めなければならないので、信頼できる人物を見つける必要があります。
  • 手続き自体に、時間がかかります。

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5.内装工事

契約したオフィスに内装工事を行う必要がある場合は、設計および施工を業者に依頼する必要があります。

ここが難しい

  • 信頼できる業者を探す必要がある。
  • 見積書や工事の内容が正しいかどうかが判断できない。

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6.社員の募集

会社が設立できたら、社員を募集できます。

ここが難しい

  • どうやって社員を募集するのかわからない。
  • いくら払えばよいのか、相場がわからない。
  • 面接で何を見ればいいか分からない
  • 履歴書の読み方や大学名が分からない。

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7.社員との契約

全ての社員と、合法的な契約を締結しなければなりません。あとで裁判など起こされないように、フィリピンの労働法を知っておく必要があります。

ここが難しい

  • フィリピンの労働法がわからない。
  • 契約書に明記すべき事項が分からない。

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8.就労規定の作成

雇用条件や細かい社内ルールなどを成文化し、社員に説明をし、同意を得る必要があります。

ここが難しい

  • 何を盛り込むべきか、どう表現するか、法に抵触しないか、など他の企業のサンプルなしでは作成することが非常に困難。

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9.IT機器・家具の購入

実務を行うためのIT機器・家具を選定・購入します。日本のように、何でも手に入るわけではありません。

ここが難しい

  • どこでどういうものがどのくらいの値段で手に入れることができるか、わからない。
  • 現地で修理がしやすいものを買う必要がある。

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10.ITインフラ

インターネットの契約、社内ネットワークの敷設、サーバーの設置とセキュリティ設定などを行う必要があります。

ここが難しい

  • 専門知識が必要となります。

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11.税金・SSS等の公的機関への支払い

社員の給与の源泉徴収分の納付、SSSへの届けと支払いなどを、毎月、滞りなく行う必要があります。

ここが難しい

  • 誰に頼んでいいか分からない。
  • 何をしなければいいか、分からない。
  • 秘書がやっていることが正しいのか判断がつかない。

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12.給与の支払い

社員には遅延なく、労働法と契約書で定められた給与を遅延無く支払わなければなりません。

ここが難しい

  • 給与の計算方法が分からない。

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13.実務トレーニング

ここまで来て、ようやく実務のトレーニングを開始することができます。

ここまでの道のりに比べれば、実務のトレーニングというのは、専門分野であるため、比較的容易といえます。

ここが難しい

  • うまく英語で説明できない。
  • 品質が上がらない。

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14.VISA・就労許可の取得

日本人が常駐する場合は、VISAを取得し、就労許可を取得せねばなりません。
法的な滞在身分を明確にしておかなければ、トラブルとなったときに不利な状態になります。

ここが難しい

  • 誰に頼んでいいか分からない。

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15.組織作り

良好な組織作りを普段から心がけて置かなければ、教育の成果を発揮する以前に、いとも簡単に組織が崩壊します。

ここが難しい

  • 外国でビジネスをする上で、最も難しいところが組織のマネジメントです。
  • 社員との接し方が分からない
  • マネジメントで押さえるべきポイントが分からない。
  • トラブルにどう対処していいか、わからない。

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16.社員の解雇

採用と同時に、解雇するときのことを考えておかなくてはなりません。
試用期間中は解雇は自由ですが、正社員を解雇する場合は、事業規模の縮小・閉鎖、就業規則に定められた解雇規定に抵触した場合など、法的に正当な理由が必要です。

ここが難しい

  • きちんとしたステップを経なければ、大きなトラブルに発展します。

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17. 車の購入と運転手の雇用

さらに、日本人担当者の滞在が伸びると、下記のようなことも考慮する必要があります。

  • 車の購入と運転手の雇用
  • ビジネスの打ち合わせなどで移動が多い場合は、社用車を購入する必要があります。

ここが難しい

  • どこで買っていいかわからない。
  • 運転手をどうやって探していいか分からない。
  • 運転手や車にまつわるトラブルを、どう処理していいかわからない。

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18.運転免許の取得

運転免許を取得すれば、フィリピンで運転ができるだけでなく、身分証明書としてとても役に立ちます。

ここが難しい

  • どうやって取得していいか分からない
  • 日本の免許を変換する方法が分からない

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19.病気や怪我などの緊急時の対処

日本とは衛生状態や機構が異なるため、体調を崩すことがあります。

ここが難しい

  • 何の病気になったのか分からない。
  • どの病院に行ったらいいのか分からない。
  • 英語で症状の説明をしたり、医師の説明を聞いたりすることができない。
  • 保険の手続きをどうしていいか分からない。

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20.日本人の身の安全の確保

異国です。トラブルに巻き込まれると大変危険です。

ここが難しい

  • 何に気をつけていいかわからない。
  • 行ってはいけない所、してはいけないことがわからない
  • どう対応していいかわからない。

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