基礎知識

06 ビジネス・パーミット

  • ビジネス・パーミットは3点セットの2つ目。市からもらう営業許可です。何をやるにも、このビジネス・パーミットが必要となりますので、重要な許可です。
  • ビジネス・パーミット(営業許可)は拠点ごとに取得しなければなりません。事業所が3ヵ所あったら、3ヵ所とも取得しなければなりません。
  • 拠点が増えたら、その一つ一つに対して、ビジネス・パーミットが必要です。10階と12階にオフィスがあるなら、その両方でビジネス・パーミットが必要です。
  • ビジネス・パーミットは毎年1月に更新です。フィリピンじゅうの全ての企業がこの時期に更新申請をするので市役所は大混乱となります。
  • 1月になったら、去年1年間の売上げの0.75%程度のキャッシュを、用意してください。これは税務署に払う法人税とは別です。税率は、市によって、業種によって異なります。
  • 毎年1月に払う事業税は、分割払いも可能です。忘れてしまう可能性が高いし、管理する書類が増えるため事務的にも煩雑となります。
  • BGCのビジネス・パーミットは、初年度はなぜか四半期ごとに事業税を払わなければなりません。どうしてこんな面倒なことを考えついたのかは不明です。
  • ビジネス・パーミットがなかなか取れない理由はただ一つ。オキュパンシー・パーミットが取りにくいからです。日本で言う検査済証です。取得できずに嫌気が差し、撤退する会社も多いです。
  • バーチャル・オフィスでもビジネス・パーミットは問題無く取れます。物理的なオフィスが無く、引越しをしなくてよいから、便利です。
  • ビジネス・パーミットは市からもらう事業許可ですが、いきなり市へ行っても受け付けてくれなません。まずは地元のバランガイの許可を取ることが最初です。バランガイというのは、町内会みたいなものです。
  • ビジネス・パーミットを申請すると、その場所で事業をやって良いのかどうかをチェックされるます。日本でいう用途地域みたいなものです。コンドミの一室でビジネス・パーミットを取るのことは、例外を除き、できません。
  • ビジネス・パーミットを取るには、その場所の賃貸契約書、もしくは自分で所有していることを示す書類が必要です。ということは、又借りしたりして賃貸契約書が存在しない場合は、ビジネス・パーミットを取れないということになります。
  • 誰かのオフィスを間借りしてビジネスパーミットを取ることもできます。ただし、その貸主が大家として市役所のデータベースに載っていることが条件となります(Lessor's Permit)。これを持っていない人が勝手に賃貸契約書を作っても市役所は認めてくれません。
  • ビジネス・パーミットを取ろうとすると、市役所以外にもいろんな組織からパーミットを取る必要が出てきます。マカティならMACEA、BGCならボニファッショ・エステートといった組織です。
  • ビジネス・パーミットを取得すると、市にお金を払わなければなりません。通常なら前年度の売り上げに0.75%程度をかけた金額、初年度なら資本金に掛け算します。
  • ビジネス・パーミット取得に必要なものは、大まかに言って①SEC登録 ②賃貸契約書 ③バランガイの許可 ④Occupancy Permitです。
  • ビジネス・パーミットを取得するときになって初めて「賃貸契約書に対する印紙税」というものを知ることになります。印紙税は公証をを受けた日の翌月5日が期限ですが、誰も教えてくれません。金額的にはペナルティを加えても大きくありません。