フィリピン人の傾向と対策【2003年版】

記事数 60
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企業文化の醸成と社会的ジレンマ

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●日本において、全員がバスに乗れば渋滞が無くなる。排出される二酸化炭素も減る。このことを誰もが知っているのに、ほとんどの人がバスに乗ろうとせず、マイカーを使いつづける。フィリピ

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悪い評価もはっきり伝えよう

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●今年の人事考課がやっと終わった。この仕事を始めてそろそろ丸5年になるが、やっと、本当にやっと、初めて自分で納得のいく人事考課が出来たと思った。といっても私がやっている人事考課

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置き場所は経営者が用意したほうが早い

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●「電話がかかってきたら、相手の名前と時間をメモしとけって言ってるのに、だめなのよね 」と以前、妻がこぼしていた。フィリピンでよくありがちな、メイドの話だ。しかし、「相手の名前

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フィリピン人従業員に適宜判断させることの難しさ

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●優秀なフィリピン人の部下に対する私の不満は、「もう少し自分で適当に判断してやってくれたらなぁ」ということ。図面を書いていて、一番多い質問が「この平面図とこの断面図が食い違って

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リーダーはどこから連れてくるか

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●過去の苦労をふりかえってみると、急に自分の仕事が楽になってきた時期があった。それは、フィリピン人のリーダーが成長した時期と一致する。そのリーダーたちをまとめる、さらにその上の

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従業員から書面での説明要求を受け取った

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●ふだんは明るく気さくなフィリピン人であるが、時には大まじめでレターを書いて私達に提出してくる時がある。自分あてのレターを受け取るというのは、けっこう恐ろしいものだ。●

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日本人が抵抗を感じるフィリピン文化

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●フィリピン人の考え方には慣れたつもりだが、いまだに、強い抵抗感を感じる場面がいくつかある。一言で言えば、階級社会。●場面その1パソコンのモニターを特定の人間には2つず

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採用時のインタビューで質問すること

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●新入社員を採用するときに、必ず聞くようにしていることがいくつかある。●まず第1に住んでいる場所。ブラカンやカビテのように遠い場所に住んでいる人は、毎日残業があると、現

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フィリピン人従業員は評価されることを好む

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●フィリピン人は、上司から評価を受けるのが大好きだ。今回、あることをきっかけに、その確信を強めた。●そのあることとは、全員に自分がどれだけの経験を積んだのかを、棒グラフ

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幸せな従業員のみが会社に利益をもたらす

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●先日、『この国はチームワーク』と題して、チームワークを醸成することがこの国での成功の鍵ではないか、と言うようなことを書いた。私は、先日、自分が受け持つ部門の「3つの運営方針」

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ローカルマネジャーには細心の注意を

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●例えば日本から、新社長として赴任してきたとする。一番頼りになるのは、他の日本人、あるいは、ローカルマネジャーだ。特にローカルマネジャーは通常、全てのスタッフのことを把握してお

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フィリピンに成果主義はそぐわない

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●久々に面白い本を読んだ。『虚妄の成果主義』高橋 伸夫日本の年功序列、終身雇用というシステムがいかに優れていて、成果主義がいかに欠陥だらけであるかを説いた本だ。ところがこの本、

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フィリピン人マネジメントに理念が必要な理由

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●日本ではゴミのポイ捨ては一応「悪」と教育されている。フィリピンでは、ゴミのポイ捨ては「悪」でもなんでもない。日本では嘘をつくことは「悪」と教育されている。フィリピンでは、方便

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フィリピンはチームワークの国

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●フィリピンに来たばかりで、わけも分からず必死になっていたときは、あまりにスタッフに対する要求が多すぎて、何を一番守ってほしいのか、なんてわからなかった。ところが、3年半くらい

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フィリピン人社員に競争させる方法

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●フィリピン人スタッフの個人個人の仕事の成績や効率を上げようとして、日々どの企業も苦労をしている。もちろん私も、今も昔も苦労をしている。フィリピン人に競争意識を芽生えさせようと

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潜水艦とアイスクリーム

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●第2次世界大戦中、アメリカ軍の潜水艦にはアイスクリーム製造機が据え付けられていたそうだ。せまくて薄暗い潜水艦の中で、緊張を強いられる潜水艦の乗組員にとって、そのアイスクリーム

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厳しい規則よりも受け入れられる規則を

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●フィリピン人は「1個買えばもれなく1個おまけ」とか、「カメラを買えばフィルムがおまけでついてくる!」という分かりやすい戦略にのりやすい。このことは、規則を作る時にもあてはまる

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フィリピン人従業との面接の効果

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●今の会社では、年に2回、社員の査定を行い、ボーナスを2回支給している。なので、年に2回、スタッフと面接する必要がある。実は今週の月曜日が面接実施予定日で、私が出席して進行役を

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フィリピン人従業員の給料の設定方法

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●いままでスタッフの給料を何回か決めてきた。喜んでくれたこともあるし、不満が耳に入ってきたことも何度もある。誰もが納得する給与設定はありえない。業績評価とか、目標設定とか、あん

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フィリピン人社員が退職するときは笑顔で

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●メイドをクビにする時、従業員をクビにする時、店員とけんかになった時でも、最後に別れる時は、必ず笑顔で別れろという話である。頭に血が上った状態のまま、「2度と来るなボケ」とか「

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部下に上司を評価させよう

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。「逆評価」とは文字通り、部下が上司を評価することである。私達はこれを、「カウンター・エバルエーション」と呼んでいる。具体的には、このように行う。・逆評価を行う時期は、通常の上司

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拠点の規模をどのように拡大するか

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。ある日系企業の駐在員の方が、私達の事務所を訪れてきた。いわく「日本の設計部門をフィリピンに移管したいので、差しさわりの無い範囲で相談にのってくれないか」ということだ。今まで何社

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フィリピン人従業員を公平に扱うことの難しさ

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●ここにいると、珍事件というのがたまに起こるのだが、私の体験した珍事件の中の一つに、「エドちゃん泣いちゃった事件」というのがある。●仮称エドちゃんは、CADオペレータ、

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映画Gloryに学ぶ、日本人駐在員の心得

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●アメリカ南北戦争を描いた映画で、「Glory」という映画がある(1989年)。戦争の無意味さや、人種差別について、史実に基づいて描かれた映画であるが、フィリピンで働く日本人駐

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フィリピン人従業員がよく使う言葉

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●毎年、年末はエバルエーション(スタッフの評価)を行う時期だ。今年も例によって、用紙を配り、「自分の弱点」とか「達成したこと」のほかに「会社への要望」とか「上司への要望」を自由

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ここがだめだよ(その3)計算力がない

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●フィリピン人は非常に高い語学能力を持っているが、計算力・図形能力は非常に低い。この国の人は、おそらく数字というものに興味が無いのではないだろうかと思うほどである。例えば1)2

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ここがだめだよ(その1)間違いが多い

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●フィリピンで働いていると、フィリピン人の欠点がいろいろ目に付き、文句ばかり言いたくなるものだ。私の場合、不満に思うことを挙げろ、と言われたら次のことを挙げる。1:間違いが多い

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中間職は社長より重要だ

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●フィリピンの日系企業で一番重要な鍵を握る人物は、社長ではなく、社長と現地スタッフの中間に位置する中間職の日本人(あるいはフィリピン人)ではないかと思う。中間に位置する人物は、

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フィリピン人従業員の不満を聞こう

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●日本であろうとフィリピンであろうと、従業員というのはいつでも待遇に不満を持つものだ。我々日本人だって、やれ住宅手当が減っただの、残業代が出ないだの、つまらん書類が多いだの、し

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フィリピンでは給料が最重要?

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●「フィリピン人は、給料が少しでも高い所を見つけるとすぐに転職する。なんとか転職を食い止める方法はないか」これはフィリピンの日系企業の多くの経営者が抱えているだろうと思われる。

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フィリピンで事業を行う醍醐味とは

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。今回はフィリピンの醍醐味とは何だろうか、という話です。私は日本の友人などに、フィリピンのどういう所がいいか、と聞かれたら、普段は分かりやすいところで、「海が綺麗でダイビングがい

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規則を作るな、規律をつくろう

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●フィリピン人は遅刻が多く、困るという話題が良く出る。定番の話題のひとつだろう。劣悪な交通事情と、時間にルーズな国民性とがあいまって、確かに遅刻は少なくない。遅刻への対処方法と

  • 日本人の取るべき態度

フィリピン人従業員との泥沼の会話を避けよう

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●フィリピン人との会話で、いかに泥沼にハマらないようにするか。例えば、家の置物が壊れていたのを発見し、よく見ると、こっそり瞬間接着剤で補修されているのを発見したような場合。奥様

  • 日本人の取るべき態度

海外駐在員は聖人君子でいよう

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●日本の親会社から派遣されてくる駐在員の給料は、現地スタッフの給料の20倍だ。しかも、ふつう、現地会社の業績と、自分の給料は関連がない。現地企業の業績が悪いからといって、給料が

  • 日本人の取るべき態度

安い人件費の国には、安いなりの理由

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●しばらくメルマガを書いていて、なんとな行き詰まっていたが、もっと気楽な気持ちでもいいから、続けて書けというご意見もあったりして、すこし気楽に書いてみようと思う。なので、今日か

  • 日本人の取るべき態度

フィリピン人社員に言い訳を言わせない方法

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●フィリピン人は言い訳をよくする国民だ。何かを指摘すると、悪びれもせず、「ビコーズ、・・・・・・」といきなり言い訳を始めるやつがかなりいる。●このビコーズ病だが、日本人

  • 日本人の取るべき態度

カラオケに行くな、本を読め

この記事は2003年頃(35歳のとき)に書いたものの転載です。物価、社会情勢等は当時のままですのでご了承ください。●日本人はフィリピン(あるいは他の発展途上国)に赴任をしたその日から、貯金の消費が始まる。貯金と言うのはお金ではなく、知識や経験の貯金のことだ。日本で働いているときは、知らずの