業者との一般取引でのトラブル

見積りを依頼すれば2週間かかり、発注すれば違う品物が届きます、

発注書に署名をするときは、細心の注意が必要です。たとえ、その発注書に記載された物品が、自分の意図したものと異なっていても、署名してしまえば発注したものと見なされます。

A3プリンターの見積書をくれと言ってA4しか印刷できないプリンターの見積書を送ってくることなどは日常茶飯事です。気づかずに署名してしまえば、それで発注が成立してしまいます。
日本であれば「メールで説明した機能がついていないではないか、交換してくれ」とか「細かいことは素人だからわからない。思っていたのと違う。」などといえば交換に応じてくれることもありそうだが、フィリピンでは、署名してしまったものをひっくり返すのは容易ではありません。

また「払ってしまえば、すべての取引完了」という感覚があるため、間違って支払ってしまったお金を取り返すのはほぼ不可能です。「だって、お前は払っただろう?」で終わりになります。

この業者は良いな、と思っても、数ヶ月後にはつぶれて無くなってしまうことも多いです。

 

この記事は2014年頃に作成したものの転載です。物価、時代背景などは当時のままですのでご了承ください。