銀行取引の問題

通帳にはお金を振り込んできた相手の名前は記載されません。
印字の品質が低く、ダブったりかすれたりで、文字が読めないことが多いです。そのため通帳記録の消し込みには、どの会社でも苦労するでしょう。

他行にオンラインで振り込むと、振込側だけではなく、受け取り側にも手数料がかかることがあり、希望した金額をぴったりで送金することが難しいです。

以上のことから、オンラインでの支払いは未だに一般的ではなく、いまだに小切手での取引が多く行われます。
小切手が一般的であるため、銀行の窓口というのは「小切手の換金所」としての機能がメインです。
小切手の取引では、確定するまでに3日かかるため、通帳に記載された残高全てが、実際に使用できる現金であるとは限りません。また、振り出しても相手がすぐに換金しないことがあるなど、小切手の特殊事情に慣れる必要があります。

システムダウンで、送金や記帳ができないことがあったり、銀行の行員が数字を間違えたり、2重に引き落としたりと、もし日本で起きれば新聞の一面にのるような事件が起きます。

ある大手銀行は、ICチップ付きのクレジットカードに切り替える際に、新しいカードを発送する前に、古いクレジットカードを予告もなく突然停止したことがありました。
ネットバンキングのURLが予告も無く変更になったり、「行内の書式が変更になったから、署名しに来い」と言われたりすることも多いです。一般的に、面倒で不親切です。

オンライン口座開設や、クレジットカードの開設手続きは、銀行行内のコミュニケーション・エラーにより、数ヶ月間放置されることがたびたびあります。

この記事は2014年頃に作成したものの転載です。物価、時代背景などは当時のままですのでご了承ください。