会計士に関するトラブル

フィリピンでは、税理士という職業はなく、全て「会計士」と呼ばれる人が税務会計まわり業務を行います。
会計士まわりのトラブルは非常に多いです。ローカルの会計士に税務処理を依頼している日本人のうち、その仕事ぶりに満足している人は多くはないでしょう。

フィリピン人会計士の特徴は、全て自分のパソコンの中のエクセルで処理をすることです。そのため、依頼者は、何をどう処理されたのかを知る方法がありません。極端な話、1枚のレシートが処理されたのか未処理なのかもわからないし、経費として処理されたのか、資産として処理されたのかもわかりません。

減価償却は、資産などを、きちんと管理している会計士は少ないです。
そして、どんな書類であっても、納税の締め切り当日に持ってくるのが普通です。
毎年、締め切りはその日であると分かっているのにもかかわらず、毎年、当日の朝にしかもって来ません。
当日の朝に決算書を持ってきて、「今日提出しなければ、罰金がかかります。すぐサインしてください」と言うので、内容を確認するも何もありません。

緊急で連絡を取りたいとか、依頼していたものの期限が来たので連絡をとろうと思っても、そういう時には決まって電話に出てくれません。
納税の締め切りがやたらと多いため、きちんとした所に頼もうとすると、日本の税理士の数倍の費用がかかるでしょう。

この記事は2014年頃に作成したものの転載です。物価、時代背景などは当時のままですのでご了承ください。