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フィリピン進出前の準備 進出の目的・進出形態の確認と目標の明確化

フィリピン進出前には要チェック!進出形態の確認と目標を明確化しよう

フィリピンに進出を予定しているけれど、何をすればいいのかわからないと悩んではいないでしょうか。フィリピンに限らず、海外進出をする際にはまず目的と計画を立てなければなりません。ここでは、海外進出時の目的と計画の立案、進出形態の確認と目標の明確化について解説します。

企業進出の目的

事業戦略会議

フィリピンに企業進出をする際には、まずは進出する目的を決めなければなりません。なぜフィリピンに進出するのかを明確にすることで、日本国内ではできなかった事業戦略を立てられます。代表的な目的は以下の3つです。

経済特区を利用するため

海外では、海外進出した企業に対して優遇制度を設けている国があります。フィリピンは代表的な経済特区を設けている国の一つで高いインセンティブがあったり、投資手続きが迅速だったりするので、日本では得られない恩恵が得られます。

例えばフィリピンでは4~8年間の法人所得税免除(インカム・タックス・ホリデー)があるので、日本よりも支払う税金は少なくなるでしょう。

こうした経済特区を利用しやすい国に進出することは、代表的な目的の一つです。

市場開拓するため

新しい市場の開拓をするために、海外を選ぶ企業は少なくありません。日本国内では見向きされなかったとしても、海外では引っ張りだこというケースがあるからです。

例えば、中古車販売は日本国内では10万km以上の走行車はまともに売れなかったり、非常に安い価格を付けなければいけませんが、海外では10万km以上の走行車でも頑丈な日本車は高値で売れます。このように、日本では見向きもされないが海外では需要があるというケースは珍しくないのです。

コストを抑えるため

コストを抑えるために海外進出するという目的もあります。海外では日本よりも物価や労働賃金が低い国があるので、それを利用すればコストを抑えられるのです。

例えばフィリピンの最低賃金は日給537ペソ(約1,320円)となっており、時給換算すると67ペソ(約165円)です。

人件費が抑えられればそれだけ企業として安定につながるので、コストを抑える目的で海外進出するのも代表的な目的の一つです。

企業進出の形態と目標値の計画

進出計画

企業を海外進出させる前には、進出計画を立てる必要があります。具体的に何を決めればいいのかは、下記のとおりです。

目標値を決める

事業として成功させるために売り上げがいくらになるのか、投資資金はいくら必要になるのか、いつ頃に投資した資金を回収できるのかの目標を決めます。

例えば以下のような形です。

  • いつまでに:3年後
  • 売上高:5億円
  • 市場シェア:30%

目標値を設定することで目標どおりに事業が進んでいるのか、失敗していて撤退すべきなのかの指標となるので、必ず目標値は設定するようにしましょう。

カントリーリスクを検討する

海外進出することで起きるリスクを検討しましょう。進出する場所は文化も言葉も常識も違う海外なので、日本では考えられないトラブルが起きる可能性があるからです。

例えば外資規制はどうなっているのか、政治や経済の安定性はどうなっているのか、現地での雇用状態はどうなっているのか、他に参考にできる日本企業は進出しているのかなどです。

カントリーリスクを考慮した上で、ここまでのリスクなら事業を継続するけど、これ以上なら撤退するという線引きをあらかじめ決めておく必要があります。

メリットとデメリットを検討する

例えばフィリピンの場合、経済特区の存在や2050年まで続く人口ボーナス期、ビジネス英語も通じやすい親日国家というメリットがある一方で、脆弱なインフラ問題やフィリピン独特のワークスタイルや価値観の違いというデメリットがあります。

このようなメリットとデメリットを天秤にかけて、海外進出をするかどうかを計画します。

フィリピン進出を予定している企業は形態に合わせた計画を!

フィリピン進出に関しては目的を立てると共に、計画表を作ることが必要です。フィリピンは経済成長を続けており、海外進出がしやすい国と言えるでしょう。しかし、フィリピンに海外進出するにはサポートがないと、思うように進めるのが難しいです。

オフショア マネジメントにご相談いただければ、経理代行や給与人事など海外進出に向けたトータルサポートをいたします。お気軽にご相談ください。

フィリピン進出をお考えの企業様をサポートするオフショア・マネジメント

会社名 Offshore CAD & Management Inc.
代表者 林 秀生
住所 12F Jaka Bldg., 6780 Ayala Ave., Makati City, MM, Philippines
電話 +63-2-720-8760
E-mail info@offshorecad.com.ph
設立 2007年9月1日
主な事業内容 法人設立、許認可、税務申告、ビザ代行
アクセス マニラ国際空港から車で30分ほどのところにある、マカティと呼ばれるビジネス街の中心に位置します。
会社名 株式会社オフショアキャド
代表者 林 秀生
住所 神奈川県横浜市
電話 045-947-2245
E-mail info@offshorecad.com.ph
設立 2017年7月4日
主な事業内容 CADによる建築意匠図、フィリピン進出に関するコンサルティング
URL https://www.offshore-management.com.ph/