日本の上場企業がフィリピンでTIN番号を取得する方法
大企業ならではの「署名問題」をどうクリアするか フィリピンで事業を行うためには、外国企業であっても BIR(税務署)のTIN番号 を取得する必要があります。しかし、日本の上場企業となると、一般的な中小企業とは異なる「手続き上のハードル」が存在します。この記事では、上場企業がTIN番
大企業ならではの「署名問題」をどうクリアするか フィリピンで事業を行うためには、外国企業であっても BIR(税務署)のTIN番号 を取得する必要があります。しかし、日本の上場企業となると、一般的な中小企業とは異なる「手続き上のハードル」が存在します。この記事では、上場企業がTIN番
日本や中東、ヨーロッパなどにフィリピン人材を派遣する「送り出し機関(Recruitment Agency)」を設立したいという相談です。ここでは、フィリピン政府(DMW/旧POEA)のライセンス取得に必要な基本要件を簡単に整理します。法的名称と所管機関 ライセンス名:License
フィリピンで100%外資で弱電・LAN配線工事や通信インフラ施工の事業を始めたい――。そのようなご相談に対し今回は、フィリピン進出で最も合理的かつリスクの少ないルートを整理して解説します。1. 法人設立:資本金20万ドルの100%外資「弱電施工会社」が最適フィリピンでは現在、LAN配線工
フィリピンで従業員を解雇するとき、あまり聞き慣れない2つのルール①5日ルール(Five-Day Rule)②Preventive Suspension(予防停職)についてです。今回は、実際に横領・窃盗が疑われるケースを踏まえて、この2つのルールをわかりやすく整理します。5日ルール
オフィスに携帯用の掃除機を買った。しかし、ほとんど使われることはない。社員の多くは、「掃除は掃除をする係の仕事であって、一般職員の仕事ではない」と思っているようだ。中には、「掃除する人を雇えばいいじゃないか」と言う者もいる。――そのお金はどこから出るのか? うちをそんなにリッチな会社だと思
フィリピンで法人を設立する際、SECでの会社登記およびBIRでのTIN取得の両方において、「電話番号」と「メールアドレス」の入力が求められます。これらは単なる形式的な項目ではなく、実際に認証や通知が行われる重要な連絡先となります。SEC(会社設立時)法人設立時のSEC登録フォームで
フィリピン~日本間の多額な資金移動についての質問フィリピンで事業を始めたいという方からの相談。「どうやったら税務署に補足されずにフィリピンへ3,000万円単位の資本金を送金できるか」「どうやったら税務署に補足されずにフィリピンから利益を日本に送金できるか」という内容です。以下では、その質問
法人設立1.会社名を決めてください会社名の末尾には 「Inc」 または 「Corp」 を付けます。フィリピン全土の法人名と重複していないか、SEC(証券取引委員会)によるチェックが行われます。一般的な単語(ビッグワード)はほぼ通らないため、辞書に載っていない造語や
eCAR手続きと株券の関係フィリピンでは、株式を譲渡する際に BIR(内国歳入庁) から発行される eCAR(Electronic Certificate Authorizing Registration) が必要となります。eCARは、株式譲渡に関する キャピタルゲイン税(CGT) や
フィリピンの会社では、「取締役は最低1株を保有していなければならない」と法律で定められています。そのため、実際の経営に関与しないnominee director(名義取締役)にも、形式的に1株を割り当てるケースが一般的です。では、旧nominee-Aから新nominee-Bへ、その1株を移動する場
― 取締役全員が株主という中小企業で起きる支配権トラブル ―フィリピンのローカル法人では、取締役全員が株主でもあるという構成が少なくありません。典型的なのが、次のようなケースです。現在の構成株主兼取締役:5名 ・フィリピン人:3名(合計60%の株式) ・日本人:2名(40